対同志社大学定期戦観戦記2010年5月5日(水)by 六甲おろし

初夏を思わせるとてつもなく暑い日でした。スコアは5-10でのまさかの敗戦。この時期の試合としてはトライの取り合いの大味なゲームがほとんどの中、そうならなかったのは同志社の頑張りと慶応の集中力の不足が原因と言えるでしょう。

前半はボールの支配率は4-6で同志社優位、15分慶応ゴール真正面15mのPGをトライを狙わずショットを選択。(0-3)25分慶応PGにて敵陣22m内に陣を進め、ラインアウトから2次・3次と継続し最後は右ラインサイドをNo.8立石が突破しトライ。ゴール不成功(5-3)。

これで流れは一気に慶応といきたかったがSO竹本が負傷退場。SOに小川が上がりFBに1年の児玉が入るも急造布陣でなかなか機能せず前半終了。スクラムは4-6で同志社、ラック・モール・ラインアウトは互角。

後半出だしは一進一退が続くも、15分20分25分と慶応自陣より連続攻撃でいずれも敵陣深く陣を進め、22m内右サイドライン際のモールより左展開の絶対的なチャンスを、1本目は児玉が、2本目は中曽根がイージーなノックオン、3本目は古岡が1人で持ち込みつぶされてターンオーバー。この後同志社のナイスタックルが連発し、同志社の流れに。33分慶応陣10mラインのラックからサイドのデイフェンスの穴を同志社ロックに突破され最後はNo8に繋がれゴールポスト右にトライ+ゴール(5-10)。

後半10分から25分の慶応の時間帯にイージーなミスの連発で70-80%近くボールを支配していながら追加点が取れなかったのが敗因と言えるでしょう。まだ最後に得点を取り切る力が不足していることを痛感させられました。

個別の選手としてはNo.8立石の運動量と突破力は見事でした。児玉は時折良い走りし片鱗を見せましたが、トライを取り切るには至らず今後の強化が必要と感じました。

連休最中のこの暑い日に、東京・神奈川・三重・福岡から駆けつけてくれた10人近いノーサイド倶楽部会員の皆様、本当にお疲れ様でした。今日は残念でしたが同志社ラグビー部100周年記念に花を持たせてあげた1戦と解釈し、これからの慶応ラグビーの強化・活躍に期待しましょう!!