対関西学院観戦記2009年5月11日(月)by 六甲おろし

小生の予想はトライ数7-1での勝ち。2つ取られたら負けに等しい。そんな予想で観戦しました。

前半は関学が徹底したパント作戦で慶応を背走させる作戦に徹した。慶応は風下でキック処理に何回かミスも犯すが、何とか最小失点の1トライに押さえた。一方慶応は竹本が状況をよく判断しロングキックを取り混ぜながら、竹本・増田らが敵のデイフェンスの穴をつきロングゲインからチャンスを作る展開だった。ボールの支配率は6:4、ラインアウトは関学があまり競り合わずほぼ100%確保、スクラムは意識してあまり押さなかった印象。30分に1本とられるも、15分・20分・25分・39分とBK/FWがよくつなぎ連続トライ。(前半24-7)

後半は11分に増田の突進を起点に保坂が3人のデイフェンダーをかわし右ライン際を走りきりトライ。25分FWラックを連取し前進、最後に古岡が左中間に飛び込みトライ。30分・35分と代わった右WTB山城が右ライン際で勝負を賭け数人のデイフェンダーをかわし連続トライ。(終了48-7)

全般に相手を完全に崩して取ったという印象が無く、春先のチームというハンデイキャップもあるが厳しい目で70点の出来。結果として小生の戦前予想よりも1つ多い8トライを取ったが、このクラスの相手ならば、FW戦でもっと優位に制して欲しいものである。デイフェンスは合格点。

独断3賞を決めさせていただくなら、
殊勲賞:竹本、状況に応じたプレー。
敢闘賞:保坂、強い足腰で再三のロングゲイン。
技能賞:小澤といきたいが、2回のパントキャッチミスで惜しくも落選。代わりに途中出場ながらライン際でスペースを使いながら積極的な勝負に勝ったWTB山城。2つのトライは納得のいくものだった。

好調の慶応ラグビー、来週は早稲田戦で納得のいく試合を期待したいものです。