同志社大学戦簡単感想2008年6月1日(日)by ひようら

前橋より帰ってきました。76-26(前半29-14)の点数からわかるとおり、大味な試合でした。見ている方が途中から集中力を欠くような…、というのは言い訳ですが。

さて、取られた4本のトライですが、起点は常に慶應側のミス。そこを早目に出されて抜かれてそのまま一気に持っていかれるというパターン。特に前半・後半ともに最初の失トライはディフェンスの数が合っている状態で抜かれているので深刻。TBやFBの相手を抜くセンスや数歩進んでからのスピードだけで言えば、同志社は早稲田を上回っているかもしれません。が、それでも止めるのが頂点を目指すチームというもの。あと、前半は微風の風下ではありましたが、(特にFBの)蹴り合いで負けていました。今年のチームはキックボールに対する処理が試合中盤までの鍵を握る組み立て方をしているので、ここも改善して欲しいです。

アタックの方は、コンタクト・フィットネス・セットプレーで上回っていたので、予想以上の得点となりました。特に後半はSO川本君のプレーチョイスがことごとく当たっていた印象です。同志社のタックルの弱さ・FWの戻りの遅さもアシストしてのことではありますが。一度敵陣22m内のマイボールスクラムを回されてペナルティを犯すという「みっともない」プレーがあり、ここは反省して欲しいです。

今日の試合を観る限り、残りのAチームの試合で注目すべきは法政大学ですね。同志社にも慶應より少ない失点で勝っていますし、一次攻撃からWTBやFBをまじえて仕掛けてくるチーム。今回の反省点をどれだけ克服できているか、注目しています。