大東文化大学戦 日吉G2006年6月18日(日)by 前代表幹事

日吉で行なわれる、春の恒例の練習試合。1本目の対戦を見た。当初は霧のような雨だったが、やがて細かいが確かな雨となって、人工芝を濡らしていた。

前半早々、慶応は自陣での戦いを余儀なくされた。ゴールラインの前に釘付けにされる時間が続き、結局、モールで押し込まれた。0-5。ただ以降、慶応は次第に地力を発揮していく。敵陣で⑭山田にボールが渡り、大きくゲイン。力強い走りでトライをもぎとる。コンバージョンは、小田が成功して、7-5とひっくり返す。小田は、この日コンバージョンの機会を、悉く得点に変えた。その後も、慶応は着々とトライとコンバージョンを重ねていく。
27分、⑪出雲が、右サイドからスペースを衝いてトライ。
31分、⑧岡本が、ラックから押し込む。

後半6分、ラインアウトからバックス展開し、最後は⑫宮崎が決める。14分には、同じくラインアウトから⑩川本が突進し、フォローした⑬中浜が中央にトライして、これで35-5とする。ただ、その後がよくない。ちょっと安心したのか、ディフェンス網のギャップを衝かれて、立て続けに2つとられて35-19。

しかし27分、慶応は引き離す。敵陣左サイドでモールを押し、右にパスアウト。⑩川本からのパスで、CTB22朝夷がタテに鋭く入ってトライを奪った。42対19のスコアでノーサイドとなる。

今日のピッチでは、さまざまな面構えを見ることができた。キャプテン青貫は、抑制のとれた端正で静かな闘志が伝わってくる。山田の走りはますます力強く、精悍の度を増しているが余裕が漂う。途中から入った朝夷は、太田とともに、ピリピリとした危ない雰囲気を醸し出していた。