京大定期戦 宝ヶ池2007年4月22日(日)by 六甲おろし

大正12年の第1回から81回目の日本最古の定期戦が小雨の京都宝ヶ池球技場で開催されました。最近地盤沈下の著しい京大ラグビーですが、この定期戦は昨年・一昨年と同様に闘志溢れるプレーで慶応を苦しめました。 経過は以下ご参照ください。(前半)
スクラムでは圧倒、ボール支配率では6:4でリードするものの、京大のしつこいデイフェンステで攻めきれず。
10分センター付近スクラムから右展開、SO川崎から大外の新良にロングパスが通り30mを振り切り右中間トライ+ゴール(7-0)15分慶応ボールラインアイウトがノットストレートとなり慶応陣22m付近のスクラムから京大CTB森田(3年天王寺高校卒)が見事なステップとスピード50m前進し最後はWTBがトライ+ゴール(7-7)20分慶応陣10m付近のスクラムから京大右展開のサインプレーが決まりWTBが右隅にトライ(7-12)35分京大PGから攻め込み慶応ゴール前10mラインアウトからモールを押し込み右中間トライ(7-17)37分今度は慶応PGから京大ゴール前10mラインアウトからモールを押し込みトライ+ゴール(14-17)40分慶応FWでごりごりしつこく前進しPGからチョン蹴り、FWがつなぎ、最後はFL小林が左中間トライ+ゴール(21-17)
前半終了。
京大の闘志溢れるデフィンスが光る一方、慶応の5回にわたるラインアウトでのノットストレートで攻めの形ができず苦戦を強いられた。

(後半)
1分慶応キックオフボール右ラックから左展開左中間トライ+ゴール(28-17)5分センターライン付近から左右に揺さぶり最後はWTB杉山が右隅にトライ10分ラインアウトから得たPGで中央突破、モールーラックーモールと連続攻撃からモールを押し込みトライ+ゴール(40-17)15分京大PGから慶応陣ゴール前15m付近のライアウトからモールを押し込みトライ(40-22)
しかし京大の善戦はここまで。慶応FWのコンタクトの強さが徐々に効果を発揮し、後はワンサイド・ゲーム。19分・25分・32分・35分・40分とトライを重ね、最終的に81-22で勝利した。

寸評:

後半半ばまで京大の善戦に手を焼いたが、前半終了間際からFWでゲインすることに主体を置いた攻撃が効を奏し、徐々に京大にボデイブローとして効き始め、勢いを奪った。後半は雨中ながらハンドリングミスも少なく、安心して見ていられるゲームであった。

またまた独断3賞を決めさせて頂きます。
殊勲賞:特定するのは難しいが、やはり試合の流れを作ったFW全員。
技能賞:4トライ(5?)を奪った “おすぎ” ことWTB杉山。
敢闘賞:今回は雨中ながら給水に介護に選手の間またグランドを所狭しと走り回りチームの勝利に貢献したマネージャーの鈴木さん。本当に活躍が印象に残りましたよ!